頭痛・肩こり・疲労困憊

それって目からくる疲れかも!?

ネット社会と眼精疲労の関係について

現代は、とても疲れ目になりやすい社会だと言えます。例えば電車やバスに乗っていると、大人から子供までがスマホタブレットの画面を見つめて操作をしている光景をよく見かけます。また仕事中でも、さまざまな数値や文章を打ち込んだり情報を検索したりなど、パソコンの画面を見つめての作業がとても多いです。

このように、起きてから寝るまでの間に、目を酷使している状況が続いています。そのような生活を続けている中で、もし「目がしょぼしょぼする」「目が充血する」「ピントが合わせにくい」などといった症状が現れた時は、「眼精疲労」が原因の可能性があります。

目という器官は、毛様体筋という筋肉を緩めたり縮めたりすることによってピントを合わせ、ものを見ています。遠くを見る時は毛様体筋が緩むことによって目の中の水晶体の厚みが薄くなり、近くを見る時には毛様体筋が縮むことによって水晶体が厚くなり、ピントを合わせることができるのです。

スマホの画面など、ずっと近くを見ている状態が続くと、この毛様体筋をずっと縮めている状態になります。その他の目の周りの筋肉も緊張状態が続くため、目が疲れてしまうのです。この目の疲れがたまっていくと、「眼精疲労」になってしまいます。

眼精疲労の原因はそれだけではなく、目の病気(白内障やドライアイなど)や、目に優しくない環境(ディスプレイ画面を長時間見て行う作業など)で負担をかけてしまった時など、さまざまな原因が重なって引き起こされることも多いです。

日頃から解消していきたい疲れ目のストレスケア

「疲れ目」と「眼精疲労」は名前が似ていることから同一視されがちです。
どちらも目の疲れによって起きる症状からそう呼ばれるものですが、より正確には疲れ目は目だけの症状であり、眼精疲労は目の疲労によって起きる頭痛や肩こり・吐き気といった目以外の部位に出てくる症状を含みます。また多くの場合、疲れ目は眼精疲労になる前段階の症状なのです。

疲れ目とは目の痛みや充血、まぶしさなどが代表的な症状です。これは名前の通り「目の疲れ」によって引き起こされるものですが、疲れ目の時点では適宜の休息や睡眠で回復するものです。しかし疲れ目が慢性的に治らず、悪化していくことで、疲れ目は眼精疲労になってしまいます。眼精疲労は先述した疲れ目の諸症状に加えて吐き気や頭痛などがあるほかに、疲れ目のように睡眠・休息をとってもなかなか回復しきらない状態を指します。

疲れ目の原因は「目にかかるストレス」です。私たちは普段物を見る時、距離によってピントの合わせ方が変わります。これは目の中の筋肉、「毛様体筋」によって水晶体の厚みが調節されることで起こります。この毛様体は遠くを見る時はゆるみますが、近くを見る時には緊張状態(ストレス状態)になります。特にスマホのように手元で小さな文字を見る時、大きなストレスがかかり続けている状態になるのです。

長くスマホ画面を見た時は、15分以上の休憩時間をとる、遠くを見るなどして、一度毛様体筋のストレスをリセットするのが、疲れ目のケアに効果的です。

疲れ目が悪化し、眼精疲労となってしまった場合のストレスケアの方法は(http://hobbies-eye-strain.com)にありましたので参考にどうぞ。